※この記事は、2009年1月12日を持って非公開とします。
ステータス上は、“彼女アリ”。
が、うれしさはない。
あるのは、複雑な心境だけ…。
翌朝、彼女からのメール。
今まで友達時代には一度もなかった「おはようメール」だった。
しかも、妙に浮かれてるっぽい絵文字が多い。
・・・。
かなりの違和感がアリ。。
恋人として見ろったっていきなりはムリな話。
だって、こちらは昨日までずっと友達として接してきたのだから。
このギャップにはさすがについていけなかった。
さらにその翌日。
これもまた今までは一度もなかった「仕事での愚痴メール」が届いた。
・・・。
ハァ。。(ため息)
感覚としては、いまだ友達からのメールという捉え方しかできない。
ダメだ。愛情がないとここまで鬱陶しい気持ちになってしまうものなのか?
と思いつつも、差し障りないような返信をする。
しかしこの後、彼女のメールの勢いはだんだんとエスカレートしていく↑
(一応)恋人としての彼女である。
オレら、付き合い出したのだから。
なのに、自分の中では長年の女友達のままなのである。
恋人としての特別感がまったくない。
ゆえに回数が増えつつあるメールのやり取りは、決して心地良いものではなかった。
(今思えば)「恋心は生まれない」と、もうこの時点で早めに悟ることが正解だったように思う。
だが、実際はその結論に達するのはもう少し時間が経ってからのことのことだった。
さて、ここからのやり取りがこの物語の肝になる部分かと思う。
何度か書き直したが、オレの言葉に書き換えてしまうとどうもうまく描写できないので、ここは恥をしのんで実際のメールのやり取りをそのまま時間に沿って追ってみることにする(汗…大量!)
……まるで彼女はオレとの距離をもっともっと早く縮めていきたいと急いでいるようだった。
♀ キャリ子:11/6 8:57送信
「箱根行きたい!!」
オレも悪かったのだが、メールのやり取りにちょっと疲れていたオレは、このメールに対してすぐに返信できないでいた。
♂ Gal and Do:
ノーレス(沈黙)
2日後、彼女からのメール。
♀ キャリ子:11/8 0:10送信
「なんとな〜く、Gal and Doさんの考えてる事、わかるような気がします。いいよ。無理しないで。」
それに対し、オレもようやく返信。
♂ Gal and Do:11/8 0:33送信
「なんつうか、ずっと長年友達感覚だったもんで、正直よくわからないってところ。心情的に特に変化はなくて…」
♀ キャリ子:11/8 0:39送信
「それって、私はどう捉えればいい?私はそれでも少しずつ変わっていければいいんじゃないか…って思っているけど、Gal and Doさん自身、その事に後ろ向きで無理だって思っているいるなら諦めるしかないと思います。」
♂ Gal and Do:11/8 0:53送信
「それもよくわからない。もう少し時間ちょうだい。」
優柔不断男子、炸裂…。
♀ キャリ子:11/8 1:31送信
「そっか。考えて…みる…?来週、どこかで夕食でもいかが?少しでも合う時間を作ってもらえると嬉しいのだけど。」
♂ Gal and Do:
再び貝になる(沈黙)
最悪男子、Gal and Do。
まったくこの男、どうにも煮え切らないヤツだ。
たぶん(女性)読者のイライラ度はかなり沸点に近いところまで達しているに違いない。
そして当のキャリ子さんもその例に漏れず、とうとうシビレを切らせるのだった。
もうこの時点で自分と彼女との間には、考え方のズレが生じていた。
お互いが手の届かない位置へボールを投げ返すような、そんなやり取りが始まっていく。
しっかりと回り続けていた二人の歯車が少しずつズレ始めていることに、この時のオレはまだ気付いてはいなかった…。
つづく…。
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